2014年03月22日
フランスの学校の話
きょうは、ガレットともキッシュとも関係のないテーマでお話を。
学生の皆さんは3月で1学年を終了して、今は春休みを満喫しているのでは?
そして、学校で1年間使用した教科書を処分する季節ですよね。
うちの娘はニューカレドニアで約4年、フランスの中学校と高校に通ったのですが、フランスでは教科書は1年間、学校から借りるんです。
教科書の一番後ろに署名欄があって、借りた時に自分の署名をします。ここで教科書に対する自己責任を負うんですね。教科書にはカバーをかけるように指導され、当然、教科書に書き込みや(たまにありますが)、増してや落書きなんかしません。
1年が終わると当然教科書を学校に返しますが、その時、ページが破れていたり外れそうになっているときには、セロテープで貼って直してから返却します。返却する事務所の前に座り込んで、テープで一生懸命補修している学生もいました。
1年終わると教科書を捨てる日本と、1年間借りて、大事に使って返すフランス。
親として両方を経験しましたが、でも、毎年毎年大量の教科書を捨てるって、再生して使うとしてもどうなんでしょうかね?
それから、フランスでは新学期を迎える前に学校から必要な文具類の詳細なリストを渡されるんですが、毎年スーパーには文具用品の特設コーナーが設置されて、親子でリストと睨めっこしながら文房具を買いそろえる光景が見られます。
日本で3月になると新しいランドセルや文具類が店頭に並ぶのと同じですね。
異文化体験のお話でした。